備前市日生船の処分|「もう乗らない。でも動かせない」28フィート故障船を港から撤去した全工程
「もう乗る予定はない。でも、故障して動かない船をどうやって処分すればいいのか分からない。」
そんな状態のまま、港に船を置き続けていませんか。
修理してまた乗るつもりはない。
できることなら処分してしまいたい。
それでも、船が動かなければ自分で港から運び出すこともできません。
「処分するには、まず船を動かせる状態にしないといけないのか」
「陸に上げるクレーンや運搬車両は、自分で手配するのか」
分からないことが多く、結局そのままになっている間にも、船を持ち続ける維持費はかかっていきます。
今回、備前市日生でご相談いただいたお客様も同じ状況でした。
故障して自走できなくなった28フィート(約8.5m)の船を係留したままにされていましたが、
「もう乗らない船に、この先も維持費を払い続けるより処分したい」
とご相談いただきました。
船は動かせない状態でしたが、お客様に陸揚げや運搬をしていただくのではなく、係留されている場所から撤去方法を組み立て、陸揚げ・船体の切断・積み込み・処分まで対応しました。
さらに、残っていたエンジンは買取できたため、2万円を処分費用から相殺しています。
この記事では、故障して動かない28フィートの船を、実際にどのように港から撤去・処分したのかをご紹介します。
備前市日生|船舶処分事例
28フィートの故障船を
係留場所から撤去・処分
今回ご相談いただいたのは、故障して自走できなくなった 28フィート(約8.5m)の係留船です。 そのままでは港から動かすことができないため、 クレーンで陸揚げしたあと、現地で船体を切断。 搬出できる大きさにしてトラックへ積み込み、運搬・処分まで対応しました。
今回の施工概要
- 作業場所
- 岡山県備前市日生
- 船の状態
- 故障・自走不可・係留中
- 船体サイズ
- 28フィート(約8.5m)
- ご相談内容
- 故障したまま係留しており、 もう乗る予定がないため、 維持費を払い続ける前に処分したい
- 作業内容
- 陸揚げ・現地切断・積み込み・運搬・処分
- 作業人数
- 3名
- 作業時間
- 約2時間
今回事例の費用
エンジンを買取し、処分費用から2万円を相殺
船体は処分対象でも、 エンジンや船外機などに価値が残っている場合があります。 今回はエンジンを2万円で買取し、 その分を処分費用から差し引きました。
動かない船を、お客様が事前に陸揚げする必要はありませんでした
今回の船は、故障して自走できない 28フィート(約8.5m)の大型船でした。 お客様に船を動かしたり、陸揚げしたりしていただくのではなく、 係留されている状態から撤去方法を確認し、 陸揚げ・現地切断・積み込み・処分まで対応しています。
港に係留されたまま、
動かせない状態でした
実際に現地を確認すると、 船は水上に係留されたままで、 そのまま引き取って運び出せる状態ではありませんでした。
船を処分するためには、まずこの状態から 安全に水上から陸へ上げる必要があります。
また、船体が大きいため、 陸揚げしたあともそのまま車両へ積載するのではなく、 現場の状況を確認したうえで搬出方法を決める必要がありました。
「処分できるか」ではなく、 「どう安全に陸へ上げるか」から作業を組み立てました
船体の状態、吊り上げ位置、周囲の作業スペースなどを確認してから、 陸揚げ作業へ進みます。
船体を水平に保ちながら、
ゆっくり陸へ引き上げました
係留されていた船を、クレーンを使って水上から陸へ引き上げます。 今回特に注意したのが、 吊り上げ途中で船体のバランスを崩さないことでした。
船体は滑りやすく、 吊り上げ途中でバランスが崩れると、 船体が大きく傾いたり吊り位置がずれたりする危険があります。
そのため今回は一気に持ち上げるのではなく、 船体の傾きや吊り位置を確認しながら少しずつ荷重をかけ、 できるだけ水平な状態を保って陸揚げしました。
現場で実際に行った安全判断
急いで吊り上げず、水平状態を確認
一気に荷重をかけず、 船体の傾きを確認しながら吊り上げる
水平状態をできるだけ維持しながら、 ゆっくり陸へ移動
風が強くなったら、その場で中断
船体が風の影響を受ける状態では、 そのまま作業を続けない
作業を一時中断し、 風が落ち着いてから船体を再確認して再開
強風時は、無理に作業を続けませんでした
作業当日は風が強くなる時間帯がありました。 大きな船体を吊り上げている状態では、 風によって船体が振られる危険があります。
そのため風が強く吹いた際には、 その都度作業を中断。 風が落ち着き、船体の状態を確認できてから作業を再開しました。
「早く終わらせる」より、
「危険な状態では進めない」ことを優先しました。
陸揚げの流れ
そのままでは運べないため、
陸揚げ後に船体を切断
船を陸へ上げても、そのままの大きさでは搬出できません。 そこで今回は、陸揚げした船体を現場で切断し、 トラックへ積み込んで運べる状態にしていきました。
「壊すため」ではなく、「運び出すため」の現地切断
そのままでは積載できない
陸揚げした船体は大きく、 そのまま車両へ積載して搬出することが困難でした。
現場で船体を切断
搬出方法に合わせて、 船体を現場で切断していきます。
トラックへ積める状態に
分割した船体をクレーンで吊り、 順番に車両へ積載できる状態にします。
搬出できる大きさまで、船体を現場で切断
陸揚げした船体を、その場で切断していきます。 作業位置と船体の状態を確認しながら、 車両へ積載できる大きさに分けていきました。
船体を分割すると、搬出できる状態になります
大きな船体も、搬出方法に合わせて分割することで、 クレーンで吊り上げ、トラックへ積み込める状態になります。
大きな船でも、「運べないから処分できない」で終わらせません
今回のように、そのままでは車両へ積載できない船でも、 陸揚げ後に現場で搬出できる状態まで加工し、 積み込み・運搬へつなげることで処分を進めることができます。
分割した船体をトラックへ積み込み、
港から搬出
現地で搬出できる状態にした船体を、 クレーンで順番にトラックへ積み込みます。 荷台の位置と船体の状態を確認しながら、 搬出できる状態まで作業を進めました。
港から搬出するまでの3ステップ
船体を吊り上げ
分割した船体をクレーンで吊り、 荷台の高さまで移動します。
トラックへ積み込み
荷台上の位置を確認しながら、 船体を順番に積載します。
港から搬出
積み込みを終え、 車両で港から運び出せる状態になりました。
積み込みの流れ
水上にあった船が、トラックで運べる状態になりました
作業開始時には水上に係留されていた船を、 陸揚げ・現地切断・積み込みまで行い、 車両で港から搬出できる状態にしました。
船を「運べる状態」にしてからご依頼いただく必要はありませんでした
- 故障船を別の場所まで移動する
- ご自身で船を陸揚げする
- トレーラーや運搬車両を準備する
- 搬出できる大きさまで船体を解体する
今回は、 係留されている状態から陸揚げ・現地作業・積み込み・搬出まで一連で対応 しました。
こうして、故障して動かせなかった船を
係留場所から撤去し、港からの搬出まで完了しました。
「この船も処分できる?」
その状態のまま確認できます
故障して動かない船でも、 まず修理したり、ご自身で陸揚げしたりする必要はありません。 現在係留されている状態から、撤去方法を確認します。
船を「運べる状態」にしてから ご相談いただく必要はありません
今回事例のように、 故障・自走不可・係留中の船でも、 現在の場所と状態から撤去方法を考えることができます。
BEFORE CONTACT
ご相談時は、まずこの3つが分かれば十分です
正確な船種や専門的な情報が分からなくても、まず現在分かる範囲で構いません。
船がある場所
例:備前市日生の港、○○マリーナなど
おおよその大きさ
例:28フィート、8mくらいなど
現在の状態
例:故障して動かない、長期間係留中など
船全体やエンジンの写真があれば、あわせて確認できます。 写真が手元にない場合も、まず現在分かる範囲からご相談ください。
「どう撤去するか」「どのくらい費用がかかるか」を 現在の状態から整理します
船体の大きさや係留場所、周辺状況を確認し、 陸揚げが必要か、現地で船体を切断する必要があるか、 エンジンなどを買取できるかを含めて確認します。
「動かないから無理」と判断する前に、現在の状態からご相談ください。
故障船・係留船・大型船も、現場条件を確認したうえで撤去方法をご案内します。